緑内障で、両目を2か月前に手術を受けられた78歳の男性の患者様が来院されました。
「朝起きたときは少し明るいので、視界がある間に服を着て用事を少しやりますが.。。すぐに視界がなくなるのでこのままでは見えなくなるのでは」
と、心配でと不安そうに娘さんとお越しになりました。
「びわ灸をしてよくなりますか?」
と尋ねられましたが、やってみないとわかりません。
「やりましょう」施術をしている間リラックスされてはいましたが、施術する側はハラハラドキドキでした。
今迄手術する前の方が多く1回で視界が明るくなることはわかっていましたが、術後ですので不安はありました。
施術を終えていよいよ「患者様に周りを見渡してみてください」とお願いすると。。。

「わあーよく見える、電気がついたみい」
とうれしそうに笑顔でニッコリ微笑んでくれました。
付き添いの娘さんもビックリ「お父さん良かったね」と笑顔で喜んでくれていました。
目が見えなくなるという恐怖は味わったものでないとわかりません。
少しでもお役に立てたことを感謝しながら、ホッとした1日でした。
びわ灸の施術4回目
緑内障の患者さんですが、今日で4回目の施術になりました。
効果は、800メートルの距離を5週歩くことが出来るまでにに回復されているそうです。
もちろんご自身一人での散歩です。
初めてお越しになったときは、手探りで、暗いですと訴えていて表情も硬くて私は治りませんとおっしゃっていましたが…今では笑顔で入ってきてくれます。
施術中もリラックスされて笑顔です。
また、しっかりした声で話してくれます。
その横で家族の方は大喜びでうれしいとおっしゃいます。
…でも当の本人は、まだまだ不安があるらしく、本当によくなっていくかと心配そうです。
もう年やからと、良くなったことを受け入れようとはしません。
ずいぶん今まで苦労されたのだと推測されます。
・・・お帰りの時は早く帰ろうといいながら家族のかたよりもはやく、速足で歩いて帰られます。
うれしい瞬間です。
びわ灸の施術8回目
緑内障の患者様、今日(3/23)で8回目になります。
今日の様子をおききしました。

「新聞の字がみえるようになりました。段々行動範囲が広くなってきまして、転んでしまいました。目が良くなるのもケガの元です」
光がなかったころは慎重に行動されていましたが、ついついうれしくて足元がみえていなかったようです。喜びの声が聞こえてきますが。。。
まだまだ見えなくなったらと不安がよぎってくるようです。
患者様の不安がなくなるまで、寄り添いながら施術させて 頂こうと思っています。
78歳のおじいさんは現在、家族6人分の洗濯物のを取り込んできれいにたたんでいます。
もちろん食事の後のしまいごとも一生懸命いやっているそうです。
少しでも家族のために役に立とうとしておられている様子で、前向きさがひしひし伝わってきます。
元気を頂けた1時間でした。