去年12月中頃から前立腺がんの男性の患者様が、奥様とご一緒に来られています。
お仕事では重い物を持つことが多く、又、他府県への移動で車の運転も頻繁にされるということもあり、「腰がずっと痛いんです。」と言われていました。
患者様と奥様は一緒にお仕事をされているので、奥様は「そうなんです。何十キロもある重さの荷物を持ち運びすることも多いんで、腰は常に痛いと言ってます。」と心配そうに言われていました。

4回目のお灸の時、腰の痛みの様子を尋ねたところ、「あれ?腰?そういえば腰が痛くないな。」と言われて、奥様も「そういえば、最近、腰が痛いって言わないね。」とお二人で顔を見合わせて頷かれていました。
患者様はパンを焼くことや発酵食品(ヨーグルト、納豆、甘酒等)を作ることが好きで、夜に仕込んで翌朝の朝食に召し上がるそうです。
奥様が「どこのパンよりも一番美味しいパンなんです。」と話されて、それを聞いている患者様もニコニコと嬉しそうで、こだわりの食材や秘訣を教えてくれました。
患者様を気づかう奥様、奥様を気づかう患者様の様子が伝わってきて、びわ灸をしながら、あたたかい気持ちになりました。
大阪府堺市南区
びわ温灸土師療術院
桜もち
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桜もち