
ビワの葉には多くの有効な成分が含まれており、古くから健康維持や治療に利用されてきました。
そんなビワの葉療法のなかで「びわ灸」は代表的な療法として支持されています。
ここでは、びわ灸の効果について詳しく解説していきます。
びわ灸は自然療法
現代では、病気になると通常は西洋医学の病院で受診し、必要であれば治療を受けます。

目を見張る科学の進歩によって、薬物療法や手術療法などの治療方法も飛躍的に進化し、これまでは不治の病と言われたような疾患でさえ治るようになってきました。
ただ、西洋医学は、病気と診断された部分を中心に効く薬を処方したり、手術によって取り除いたり、代わりのものと交換したりする
です。方や、びわ灸は東洋医学に基づく「自然療法」と考えられています。

東洋医学は、人の体を「ひとつの自然」ととらえており、体のどの部分も全てが互いに影響し合い、また心もつながって生命活動が営まれていると考える「病人を治す医学」と言えます。
そして、自然療法は
「病気を治すのは自然の力で、病人は病気に学ぶ」
という考えで、びわ灸の基本的な考え方となっています。
びわ灸の効果

びわ灸の場合、ビワ葉の有効成分の働きだけではなく、以下のように指圧やお灸などの東洋医学的な効果も得られ、多くの方々の健康をサポートしています。
特に実感しているのは「痛み」に対する緩和効果と施術後の「体温上昇効果」で、体温は1℃くらい上がるため、自然治癒力を確実に亢進していると考えています。
1.温圧効果
温熱と指圧が手当の基本で、温めて血行を良くし、びわ灸本体による適切な圧力でツボ刺激も同時に行い、治癒力を増大します。
また、動脈と静脈をつなぐバイパスの働きをしている微小血管「グローミュー」の再生や活性化をすると言われています。
2.モグサ効果
モグサのの持つ特殊な熱効果に加えて、香りやけむりによって副交感神経が活性化し、自律神経機能のバランスを正常にもどす効果があることがわかっています。
3.ビワ葉エキス効果
温圧効果による熱の浸透で、様々な有効成分のあるビワ葉エキスを皮膚吸収させ、コリや痛みを和らげ治癒力を増大させます。
4.操体効果
気持ちよく感じられる刺激を味わうことで、痛みや体の歪みが解消するという操体効果によって身体に負荷をかけて悪血を浮かせて、分解除去します。
5.殺菌効果
もぐさの熱やビワエキスによる殺菌効果があります。
6.温冷効果
びわ灸を施術した時に起こる皮膚の温度差で、気血水の流れを整え、神経刺激を行うことで、自己治癒力を増大させます。
7.陰陽効果
生体はバランスが必要です。病はバランスがくずれた状態をさしますが、びわ灸は、陰陽バランスを人為的に整える、強力な効果を持っています。