我が家に新しい家族がやってきました。
友人が勤めて会社の前に捨てられていた子猫達を保護しているので、飼い主を探しているというメールが届きました。
子猫達の動画が送られてきたので、動物好きの主人にも見せると「可愛いなー」と顔の表情を緩めていましたが、「可愛いけど、うちは犬を飼いたいって頑張ってる子(娘)がおるからなぁ。子供らの気持ち次第やなぁ。」と絶対反対という感じではなさそうでした。
数年前から猫好きの息子は猫を飼いたがり、娘は犬を飼いたがっていて、家族で何度も動物を飼うにあたっての心構えの話し合いをしてきました。
娘は数ヶ月前から、犬の散歩へ行く為には早起きしなければいけない!と、どんな日も朝早く起きて犬を飼う準備をしてきました。
夏休みにはペットショップ巡りをして犬との出会いを求めている程だったので、子猫は飼えないかなぁ…と思いました。
息子も「子猫を飼いたいけど、犬がいいって言ってる妹の気持ち次第ちゃうかなぁ。」と半分諦めている様子でした。
学校から帰ってきた娘に早速話しをすると、「その猫ちゃん家で飼いたい!飼い主がいなかったら保健所で殺されてしまう!」と泣いて懇願する娘と、子猫を大事に育てる約束をしました。
他にも子猫を引き取りたいというご近所さん達と一緒に子猫を迎えに行きました。
段ボールの中で兄弟と寄り添って丸くなっている子猫もいれば、「ミーミー」鳴きながらヨタヨタ歩く子もいます。

生まれてまだ2〜3週間くらいかな?!とても小さい身体です。
動画を見て、主人も私も一目惚れした三毛猫ちゃんを我が家へ迎え入れることになりました。
まだ自力でミルクを飲めず哺乳瓶で授乳したり、排泄も自力で出来ないので母猫がおしりを舐めて排泄を促してあげるようにティッシュで刺激して排泄をしています。
こんなに小さい子猫を育てる事に不安でしたが、動物病院での検診では「元気な子やなぁ」と太鼓判を押してもらい一安心です。
猫を飼っている患者さんから「私がしんどい時に猫がずっと側にいてくれて、しんどいのを楽にしてくれた事があるんです。猫の喉を鳴らすゴロゴロ音には病気を治す力があるんだって。」とお聞きした事があります。
子猫が我が家に来てまだ数日ですが、家族の笑顔が増えました。
会話も増えました。
一緒に過ごす時間も増えました。
子猫は家族それぞれの気持ちを癒してくれています。
子猫と出会い、我が家へ来てくれた事に感謝します。
他の兄弟猫達も無事、里親が決まったのでホッとしています。
桜もち