びわ灸とは?
土師療術院では、医療器具の認定(承認番号58B 第759号)を受けた特殊なびわ灸の棒灸を2本用い、薬効成分をエキスにして身体の芯まで温熱効果を届かせます。
土師療術院のびわ灸は、ビワ葉エキスの作用に加えて「温熱効果」と「指圧効果」、それに「ツボ刺激」によって、局部はもちろん全身の血流が活発になり、自然治癒力が高まり、熱くなく火傷もなく、何度でも施術を受けたくなるほど気持ちの良い療法です。

お灸をすえる目的・効果
温熱刺激を用いて皮膚組織を活性化させ、あえて傷(小さな火傷)を作ることで、免疫を司る白血球の数を上昇させます。そうすると壊れた組織を正常に戻そうとするHSP(ヒートショックプロテクション)効果が発現するため免疫力の向上が期待できます。
またビワの葉には、すでに優れた効果を認められているアミグダリン以外にも、人体に効能のある他の成分や未知の物質があると言われています。これらは人工では再現できない絶妙なバランスからなるもので、ビワの葉での治療の有用性を後押ししています。
びわ灸の効果として最も強く実感できることは「痛み」に対する緩和効果です。施術後は「体温上昇効果」も見込めます。実際に1℃程度は上がりますので、自然治癒力を確実に底上げしていると言えるでしょう。

びわ灸の施術の様子
- 肩から首、頭や目への施術
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- 首への施術
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- 頭への施術
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- 目への施術
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ほかにも動画で施術の様子を紹介しています
びわ灸の歴史
- びわ灸は「ビワ療法」のひとつ
- びわ灸は元を辿ればかなり歴史が古く、その源流はアーユルヴェーダ医学とタント医学が融合したインド医学まで遡ります。
そして約1500年という長い年月の中で、徐々に手法や効能が解明されていき現代のビワ療法が確立されました。
代表的なビワ療法には、「びわ灸」や火であぶったビワの葉を皮膚に当てる「金地院療法」やビワの葉と焼き塩を布袋に入れたものを置く「ビワ葉焼き塩温湿布」、ビワの葉の青汁を使用する「ビワの青汁療法」など様々な手法が確立されています。
当院が採用している「びわ灸」は「ビワ葉温圧療法」という療法に分類される施術となります。

- 現代のびわ灸
- 従来のびわ灸はビワの葉を肌の上に直接置いて、さらにその上からもぐさを置いてお灸をし、その熱を利用するという方法でした。ですがビワの葉にもぐさを置いて施術するためには熟練した技術が必要で、慣れないうちは火傷や火災のリスクがありました。
ですが、最近ではびわ灸を安心して手軽に扱える器具が開発され、施術のハードルを大きく下げることに成功しました。ビワの葉をエキスにしてより使いやすくした「ビワ葉エキス」と「棒状モグサ」の登場により、施術初心者でも安全に、上級者あればより効果的に施術できるようになりました。
さらにびわ灸の器具を2本同時に使う「陰陽打ち抜き」という技法によって施術の効果を倍増させる技術も確立されています。
元来、お灸とは少なからず火傷や痛みなどのリスクを伴うものでした。
ですが、たゆまぬ研究の成果により今では煙も出ず嫌な臭いもしない安全な器具が開発され、従来の「お灸」のメリットの部分だけを残せるようになりました。
※当院では有煙モグサを使用しております。
びわ成分を含んだ煙には強力な殺菌・抗菌作用があり空中のウイルスや菌をやっつけてくれる最強パワーの煙です!
